こんにちは！
このブログは湘南茅ヶ崎の女性専門パーソナルジムSunny Sideのアラフィフ女性トレーナーが、女性の体の様々なお悩みを改善する方法について書いています！
糖質制限の流行や筋トレブームでダイエットに良い食べ物と言えば「タンパク質」という事実は周知されてきましたね。スポーツクラブでもプロテインを飲む方がここ数年でかなり増えた感じがあります。
ダイエット中はもちろん、普段からしっかりとることを意識して欲しいタンパク質ですが、今飲んでいるそのプロテインは本当に必要でしょうか？
タンパク質摂取で大切なのは量ではなく摂り方です。いくらたくさん摂っていても摂り方が間違っていればせっかくの努力が水の泡・・。
ダイエットやボディメイクを成功させたい方はぜひ読んで下さいね！
目次
タンパク質の役割
まず、基本的なところですが、タンパク質について説明をさせていただきます。
タンパク質は3大栄養素の１つで、エネルギー源としての役割もありますが身体の様々なものを作る材料になる栄養素です。
筋肉がタンパク質から作られるという事は皆さんよくご存じだと思いますが、筋肉だけでなく髪やお肌・内臓、ホルモン・酵素など私たちの体はほぼタンパク質から作られています。
酵素は体内で様々な代謝がおこるときに必要なのでタンパク質不足で酵素が作られないと代謝がおきにくい状態になってしまします。
（代謝とは体の中でおこる合成や分解のような化学反応のことで、体脂肪が燃えることではありません。代謝が行われる時にエネルギーが使われるので代謝が起こりにくいと太りやすくなるのはそのためです。）
また、タンパク質は血中でビタミンやミネラルを運ぶトランスポーターの役割を持ちますのでタンパク質不足はビタミンやミネラルの欠乏症も招いてしまいます。
このように、タンパク質には様々な役割がありたくさんある栄養素の中でも最も大切な栄養素といっても過言ではありません。
タンパク質の弱点
ですが、そんなタンパク質にも実は弱点があります。
それは
「消化吸収が難しい」
こと。
食事からとったタンパク質は胃でペプチドと呼ばれる状態になるまで分解されます。ここで胃酸がしっかり分泌されていることが大切ですが、胃酸を分泌させるにはたくさんエネルギーを使います。
ダイエットをしていてエネルギー不足になっていたり、ストレスなどで胃酸分泌能力が低下しているとこの工程が上手くいきません。
ペプチドとなったタンパク質は小腸でさらにアミノ酸まで分解され吸収されていきます。ここでも腸内環境が悪ければ分解が上手くいきません。
また、腸内でタンパク質に含まれる窒素がアンモニアに変換されます。
本来であればアンモニアは肝臓に運ばれそこで無毒化され尿として排出されますが、
腸内環境の悪化や、タンパク質の摂り過ぎ、消化吸収能力の低下などでアンモニアが大量に作られると
肝臓からアンモニアが溢れて血液中のアンモニア濃度が上がり体臭やおなら・便の匂いがきつくなります。
ですので、プロテインを飲んでいる方は自分の体の匂いを、タンパク質が消化吸収されているかのバロメーターにしても良いですね！
消化吸収を高める方法
それでは、タンパク質の消化吸収を高める具体的な方法についてご紹介していきます。
よく嚙む
とてもシンプルなことですが、大切なことです。
先ほど書いたようにタンパク質はまず胃で分解されますが、細かく噛み砕いてあげた方が胃にかかる負担が少ないことはわかりますね。
また、よく噛む事で胃酸に含まれるペプシンというタンパク質を分解する消化酵素も沢山分泌されます。
消化吸収を助ける物を一緒に食べる
何となく食欲がない、胃がもたれるという方は胃酸分泌能力が落ちているのかもしれません。
胃酸分泌を促進してくれるレモンや梅干しを食事に添えてみてください。大根おろしや味噌漬け、酢漬けなどもオススメですよ！
ビタミンやミネラルなど他の栄養素もしっかりとる
タンパク質が体内で代謝されるときにビタミンやミネラルをたくさん使います。
ビタミンやミネラルなどはそれぞれがお互いの吸収や活性を助けたりしていますので、これさえとっていれば大丈夫、というものはありません。
様々な栄養素を色々な食品から摂ることが大切ですね！
プロテインを飲んでいる方やダイエット中で食べ物が偏りがちな方はしっかりと意識していただきたいポイントです。
腸内環境を良くする
腸内環境はタンパク質の消化吸収を高めるだけではなく、免疫力や代謝など様々なことに影響を及ぼし、とても大切なところですね。
食物繊維、特に水溶性食物繊維をしっかりととるようにする、発酵食品を食べるようにする、短鎖脂肪酸を摂るなどを意識してみてください。
腸内環境についてはまた別の機会にしっかりお伝え出来たらと思います。
いかがでしたか？
美容や健康に気をつかう方ならタンパク質をしっかりと摂る事を意識されていると思いますが、量よりも消化吸収を良くした方がより効果的です。
しっかりと消化吸収ができていれば自分の体重をgにした（50㎏→50ｇ）くらいかそれよりも少し多いくらいのタンパク質量でも十分ですので、いま一度ご自分の食生活を振り返ってみてくださいね。
プロテインの導入はそれからでも遅くないですよ！
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この記事を書いたのは
30代以上女性専門
ボディリメイクトレーナー
柳田純江
1977年生まれ現在44歳。
茅ケ崎・辻堂など湘南エリアの
30代以上女性専門パーソナルジム
「Sunny Side Gym」代表。
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